標本

生育環境

MP-0001 / 0024 — ヘゴ科(Cyatheaceae)
Sphaeropteris lepifera (J.Sm. ex Hook.) R.M.Tryon
和名:ヒカゲヘゴ
幹の高さが数メートルに達し、渦巻き状の若葉をほどくように葉を広げる木生シダ。日本の植物のなかでも最大級のシダです。
分布
日本(琉球列島)、台湾、中国南部、フィリピン、ニューギニア。日本では琉球列島にのみ分布します。
生育環境
湿潤な常緑広葉樹林の、日陰の沢沿いや谷筋。多くは林冠が閉じた林内に生育します。
形態
枝分かれしない直立した幹が数メートルに達する木生シダ。樹冠には、渦巻き状の若葉(ゼンマイ状の芽)からほどけて広がる、2〜3回羽状複葉の大きな葉をつけます。幹は木部(本物の木材)ではなく、茎の組織を、残存する葉柄の基部と不定根の層が包んだ構造です。
植物学的特徴
やんばるの森の構造を特徴づける存在です。幹を覆う根の層は、着生植物やコケ、小型のシダの足場になります。ヘゴ科(Cyatheaceae)の木生シダは、すべてワシントン条約(CITES)の附属書Ⅱに掲載されています。
典拠
分類・分布は Plants of the World Online(キュー王立植物園)、YList(米倉・梶田)および地域植物誌に拠り、取引状況は CITES Species+ を参照しています。記述は暫定的なものであり、標本の確認にあわせて改訂します。
